エイジング
エイジング
「年を取るのがいやだ、こわい」という人がいます。おそらく男性よりも女性に多いのではないでしょうか。でも年を取るのは自然の摂理だし、あらがうことはできません。大事なのは上手に年を重ねていくということです。
私の職場で、40才をとっくに過ぎたのに赤いリボンをつけたり、超ミニスカをはいたり、おへその出そうなチビTシャツを着てくるような女性職員が何人かいます。どんなファッションであれ本人が楽しければいいんですが、周囲の目には奇異に映るものです。エネルギー的に見ますと、精神のバランスを崩しているし、こういう方たちは更年期障害や婦人病になる可能性が非常に高いんです。年を取ることへのネガティブな感情が、肉体に悪い影響を与えるのです。
若い女性はフレッシュな美しさがありますし、30代の女性には色気があります。40代以上の女性には、内面が顔に現れて円熟味が出て来ます。たとえば吉永小百合さんや黒木瞳さんは、若い人には背伸びしても真似できない内側からかもし出される美しさがありますよね。その年齢にならないと現れてこない味とか風情がありますから、現在の自分の年齢に応じた美しさというものを意識すればいいんです。
ヨーロッパのある国では、若い女性の美しさよりも円熟した女性の美しさが男性に好まれています。皺だってその人の歴史であり、チャーミングだというのだから、社会的文化的に成熟している国だなぁと思います。そんな国だってあるんです。残念ながら我が日本では、「女性は若くて、キレイで、ピチピチしているのがいい」という男性側の未熟な価値観に振り回されがちになりますが、本物の美しさについて自分なりの信念をきちんと持てば、年を取ることについて、そんなに否定的にならずにすむのではないかと思いますよ。
年を取ることは自然なことだから、ありのまんまでいいんです。
自分以外のものになろうとしたり、自分を否定することこそ不自然です。
(2004年9月1日)